住宅ローンについて

住宅取得を考える時に、切り離して考えられないのが「住宅ローン」。
住宅ローンを組むにあたって、よく勘違いされる点としては「住宅ローンだけを返済すればよい」ということです。実際には、子どもが生まれ教育費がかかったり、定年退職後の老後の資金など、本来考えなければいけないことは単純に「住宅ローン」のことだけではないのです。

ローンのことばかりを考えて他のことを考えずにいると、一見問題の無い計画に見えても実は大きく損をしている場合があるのです。

01
一般の住宅ローン相談

相談相手 悪い点
金融機関 借入可能額しか説明しない
住宅販売業者 他の金融機関との商品比較はしない
ネットや書籍で自己判断 情報量が多く取捨選択が難しい

住宅ローンは一人一人の状況によって考えていかなければ総支払額に以下の事例のような差が出ることも!

ケース1
・3年固定
・3,000万円借入
・35年返済
3年固定

金利 当初1% 84,686円/月
   2.5% 105,321円/月

固定期間終了後の金利を下記と仮定すると、総支払額は
2.5% で 計 4,349万円  3% で 計 4,635万円
3.5% で 計 4,933万円  4% で 計 5,241万円

ケース2
・35年全期間固定
・3,000万円借入
・35年返済
35年 全期間固定

金利 2% 99,379円/月
計 4,173万円

ローンの選択によっては大きな差がでることも

保証料、手数料、団体信用生命保険は別途
住宅ローン選択のポイント

変動、短期固定、フラットなどローン内容を理解して自分にあったローンを選択しよう!
繰り上げ返済、借り換え、頭金の過多もメリット・デメリットを理解しよう!

大切なことは“住宅ローンが悪いのではなく、家計に問題がある”と気づくことが必要です。

住宅取得の資金計画

01
資金計画の誤解と正しい手順

02
実例紹介

実例
夫30歳(年収480万)
妻28歳(専業主婦)
子2歳
住宅ローン3,000万円
(35年返済)
貯蓄金利0.2%
対策プラン
・7年後妻再就職
・家計見直し
・貯蓄金利アップ(2%)
【対策前】対策前のCF表、貯蓄残高グラフ
問題点
・50歳以降貯蓄残高がマイナス
・65歳時の貯蓄残高が1800万
(退職金1500万含む)程度
【対策後】 対策後のCF表、貯蓄残高グラフ
改善の効果
・毎年貯蓄残高が増加傾向
・65歳時の貯蓄残高が5000万強
(退職金1500万含む)の金額

問題点を対処することにより改善効果が見込めます!